05|重要事項説明書の見方|家を買う前に確認したい5つの質問
重要事項説明書は、購入する不動産の内容や取引条件を、契約前に確認するための書類です。宅地建物取引士から説明を受けます。
専門用語をすべて覚えるより、「自分の希望に影響することは何か」「購入後にどんな負担があるか」を質問できるようにしておきましょう。
5つの質問で、暮らしと費用に置き換える


| 担当者に聞くこと | 確かめる内容の例 |
|---|---|
| ① 希望する使い方はできますか | 建替え・増改築・店舗利用など。土地の法令・道路の条件(接道・セットバック・私道)や、マンションの管理規約による制限を確認。 |
| ② 価格以外に、どんな負担がありますか | 給排水などの整備・私道の負担、マンションの管理費・修繕積立金や予定される負担など。 |
| ③ 広告・現地で見た内容と違いはありますか | 面積、境界、権利関係、設備、災害リスクなど。見た目では判断できない点を確認。 |
| ④ 引渡しまでに、何がどうなりますか | 修理・片付け、残す設備、境界確認などの約束。誰が、いつまでに行うか。 |
| ⑤ 予定どおり進まないときは、どうなりますか | ローン不承認の場合、引渡しの遅れ、引渡し後の不具合など。解除条件、責任の範囲・期間、連絡方法を確認。 |
これは質問を整理するための5つの観点です。法律上の説明事項を網羅した一覧ではありません。物件によって、確認すべき内容は変わります。
重要事項説明書と、ほかの資料を合わせて読む
引渡しの約束や設備の状態などは、売買契約書、物件状況の告知書、設備表、管理関係の資料などに分かれていることがあります。重要事項説明書一冊だけで、購入の条件がすべて分かるとは限りません。
| 資料 | 一緒に確認すること |
|---|---|
| 重要事項説明書 | 物件の権利・制限・設備、取引条件など。 |
| 売買契約書・特約 | 支払日・引渡し日、解除や違約、不具合があったときの取り決めなど。 |
| 告知書・設備表など | 売主が把握する不具合や修繕、引き継ぐ設備の状態など。 |
| 物件ごとの調査・管理資料 | 建物調査、境界資料、マンションの管理・修繕計画など。どこまで確認できているか。 |
中古住宅を購入してリフォームする場合は、検査済証の有無と、予定する工事の手続きも確認します。「住める状態」と「予定する工事ができること」は別です。
→ 検査済証がない建物の、ローン・リフォームへの影響
説明の当日に、初めて考える状態を避ける
契約前のできるだけ早い段階で、説明書や契約書の案を受け取れるか相談します。疑問点に印を付け、見積りや追加調査が必要なものを先に伝えると、当日までに確認しやすくなります。
質問と回答は、具体的に残す
- 「建替えできますか」→ どの条件・資料を根拠に判断していますか。
- 「修理して渡しますか」→ 対象・費用を負担する人・完了時期はどうなりますか。
- 「今は分からない」→ 誰が、いつまでに確認し、契約の判断にどう反映しますか。
質問への回答を資料に照らし、確認が残る場合は、調査や見積りの結果をいつ得られるか、契約の条件・日程をどうするか協議します。
オンラインの説明でも、確認する中身は同じ
一定の要件を満たせば、オンラインでの重要事項説明や、承諾を得たうえでの書面の電子交付も可能です。紙・対面でないから省略できるというものではありません。手元で資料を読める状態にし、聞き取れない・見えないときは、その場で伝えましょう。
春日井市の物件なら、自分でも確認できる資料
春日井市の都市計画の案内や、内水ハザードマップなどは、担当者と確認する前の手がかりになります。
内水と河川の洪水は異なる想定です。一枚の図だけで判断せず、対象の住所・地図の種類・想定を確かめます。地図上の表示だけで建築の可否や安全性を断定せず、具体的な条件は担当窓口などで確認してください。
「これからの浸水想定」と「過去に浸水した記録」は別です。候補物件の過去の状況も気になる方は、春日井市の浸水履歴の調べ方と、購入前に確認することをご覧ください。
説明の内容と契約書・特約が合っているか、署名前に確かめます。
06|売買契約・手付金を確認する →物件の利用条件や、購入前に確認したいことを相談したい方へ。
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