松新町の土地、
今いくら?
駅に近い土地、同じ坪単価で比べていい?
更地・古家・道路の違いまで確かめます。
勝川駅に近い松新町。近年の資料には、住宅用地で70万円台も90万円台もあります。「駅近だから高い」で片づけると、自分の土地に近い比較例が見えません。古家をどう処理して渡すか、どの道路から車を入れられるか。成約図面まで読むと、価格を比べる前に確かめたい違いがありました。
住宅用地を条件ごとに比べる、当社の現在の検討目安です。駅に近い整形の更地には90万円台の成約もあり、70〜80万円で上限を決めません。広さ・形・古家・設備の条件により、この幅を下回る場合もあります。
2026年10月|当社の見立てと成約資料を照合前年より上昇
2026年公示の住宅地点は、前年同地点比で+5.9%と+3.1%。駅前の商業地点とは分け、個別の売却価格の上昇率には置き換えません。
各年1月1日|住宅地点・春日井−34/−42動きが鈍め
当社は市内の土地全般に、動きの鈍さを感じています。高い成約1件に合わせて出せばすぐ売れるとは考えず、買手の予算と販売中の反応を見ます。
2026年10月|当社が感じる市内全体の状況。町別の販売期間・売却率の統計とは別です。01 / PRICE & CONDITIONS70〜80万円だけで、
上限を決めない。
松新町の住宅用地は、70〜90万円台を、条件を分けて比較する目安にします。2025年には70万円台の古家付きや80万円台の分譲区画、2026年には90万円台の駅近の更地を確認しました。国交省の2025〜2026年の公表取引にも、住宅目的・長方形の土地で70万円台の例があります。
したがって、70〜80万円という見立てが当てはまる土地はありますが、使いやすい駅近の更地までその金額で固定するのは狭すぎます。一方で、90万円台の成約を町全体に当てはめることもしません。駅までの距離、広さ、道路、古家と工事費をそろえて比べます。
住宅地にも、
90万円台の成約。
駅から徒歩数分の、整形の更地を確認。
6m道路に面する、建築条件なしの土地でした。図面上は駐車場として使われていた区画で、30坪前後のものと、もう少し広いものがあります。駅に近い住宅地でも90万円台はあり得るという材料ですが、同じ時期の少数の記録だけでは、町全体がどれだけ値上がりしたかはわかりません。
70万円台でも、
渡し方まで確かめる。
図面には、建物の解体と確定測量の予定。
駅徒歩圏の住宅地ですが、登録時点では建物がありました。図面には解体・測量の予定、引込み費用が生じる可能性などが記載されています。成約時に何を誰が負担したかまでは資料だけでは確定できず、準備済みの更地と同じ条件にはしません。
80万円台の更地も、
道路と設備を読む。
同じ分譲の別区画に、80万円台の成約記録。
図面で別々の区画を確認できました。建築条件なしですが、一方の道路は車が通れない歩行者専用道路。水道・ガスの敷地への引込みがない旨も記載されていました。更地という言葉だけで、建築前の準備費がすべて含まれるとは判断できません。
低い単価にも、
比べる前提の違い。
広い土地や店舗目的の記録には、50〜70万円台も。
広い古家付きの土地、店舗利用を目的とする公表取引、形状欄が「袋地等」の住宅目的の例もあります。用途地域が住居系でも、取引後の使い方が一戸建てとは限りません。安い理由を一つに決めず、面積・形・総額・利用目的を確かめます。
上は2024〜2026年の成約資料の特徴を粗く整理したものです。個別の土地を特定できる所在地・正確な面積・成約日と価格の組合せは掲載していません。資料で確認できない費用負担や契約条件まで、同じとは扱いません。
02 / ROAD & USE複数の道路でも、
車の出入口は別問題。
松新町で確認した分譲図面では、敷地の一方に独立した歩行者専用道路があり、車両は通行できないと明記されていました。三方に道路があっても、三方向すべてから車を入れられるわけではありません。家の向きや駐車場の配置は、実際に使える道路を前提に考えます。
設備も同じです。道路に水道やガスの本管があることと、敷地内へ引き込まれていることは別。買う方は土地代と建築前の工事を合わせて比較し、売る方は近所の成約がどこまで準備された価格だったかを確認します。
- 車を出せるのは、どの道路?道路の種類と通行の扱い、出入口を設けられる位置を確認。独立した歩行者専用道路と、普通の道路に付く歩道を混同しない。
- 更地にした後、何の工事が残る?水道・ガス・下水の引込み、古い配管の扱いなどを調べ、必要な費用と負担者を確認する。
- 解体・測量は、成約条件まで確認。販売図面の「予定」が、そのまま契約内容とは限らない。実際の引渡し、費用負担、越境などの確認状況をそろえて比較する。
車の通行はできない場合がある
出入口を設けられるかも確認
03 / PRICE TREND住宅地と駅前商業地。公示価格はどれを見ればいい?
前年同地点比 +5.9%
前年同地点比 +3.1%
松新町の2026年公示には、住宅地2地点と駅前の商業地1地点があります。住宅地は坪66.1万円と71.1万円、駅前の商業地は坪127.6万円。いずれも各地点の1月1日時点の公示価格で、町の土地が一律にその金額で売買されたという数字ではありません。
住宅2地点は前年同地点比で上昇しています。ただし、個別の土地に同じ伸び率を掛けたり、異なる成約同士から町全体の上昇率を出したりはしません。公示と、実際に売れた土地の条件は分けて読みます。
売れ行きも価格とは別です。当社は2026年10月時点で、市内の土地全般に動きの鈍さを感じています。松新町の駅近に高い成約があっても、どの土地もすぐに買手が見つかるとは限りません。これは市内全体への当社の見方で、松新町の販売期間や売却率の統計ではありません。
04 / YOUR LAND近所の価格より、
自分の土地に近い条件。
普通の住宅用地を考えるときは、70〜80万円の例だけでなく、近年の80〜90万円台まで比較対象を広げます。そのうえで、駅距離、形と広さ、実際に使える道路、古家の処理、設備工事をそろえる。90万円台だけに寄せるのでも、広い土地の低い単価に引っぱられるのでもなく、自分の土地の条件から価格を考えます。
売る方には、どの成約を参考にし、どの条件が違うのかを説明したうえで、準備費と手取りまで整理します。買う方には、土地にいくら払えるかだけでなく、希望する家を建てるまでの総予算を。駅に近いという価値を、具体的な敷地の使い方につなげて考えます。
場所と敷地を見て、
価格の根拠を整理します。
場所・おおよその広さ・建物の有無からお知らせください。近い成約との違い、必要な調査や費用、売り方・買い方を一緒に整理します。売却を決める前のご相談でも構いません。
成約資料・価格の読み方・出典
資料確認:2026年10月31日。レインズの売土地・成約を検索。松新町・売土地・成約・全期間で16掲載、全1ページを確認。2016年以降の8掲載(うち2024年以降6掲載)の詳細と、これら8掲載の図面8ページを目視しました。同面積・同価格の2掲載は、図面で同じ分譲計画の別区画と確認。一方で、同じ分譲や同時期・同じ取扱先の少数の記録を町全体の市況の独立した裏付けとは扱いません。国交省の公表取引情報は松新町・土地・2016年第1四半期〜2026年第2四半期を指定し、11件・全1ページを確認。最新の確認時点は、成約登録が2026年3月、公表取引が2026年第1四半期。レインズと同じ取引の可能性がある記録を含むため件数を合算せず、隣接時期に似た公表記録があっても値動きの証拠にはしません。掲載記録は町内の全取引や販売期間を網羅するものではありません。
冒頭の単価は、成約資料と当社の現場感を踏まえて条件を比較するための目安。町全体の成約平均、公的な査定額、個別の上限・下限ではありません。売出件数・売出価格帯・個別の売物件は掲載していません。
価格は成約登録欄と販売時の図面を区別し、成約登録欄を採用。図面の売出価格と異なる例がありますが、差額の内訳は確認できず推測しません。古家の解体・測量予定や引込み費用の可能性は、成約時の負担が確定した情報とは区別。「袋地等」という公表分類だけで再建築可否は判断しません。公表取引は丸め・加工があるため、表示される坪単価を使い、丸めた総額と面積から計算し直した単価に置き換えません。住宅目的・店舗目的、広い土地、駅前商業地を分け、用途地域と利用目的も混同しません。住宅地の春日井−34・−42、商業地の春日井5−3を原典で確認し、異なる地点を平均した上昇率は作りません。1坪=400/121㎡で当社換算、変動率は原値から計算。資料の基準日と記事確認日は分けて表示します。挿絵は街並みのイメージで、実在の売物件や現地の景観を再現したものではありません。

