町屋町の土地、
今いくら?
「更地だから、あとは家を建てるだけ」。町屋町の成約図面には、水道引込済みの土地と、上下水道の引込みがない土地がありました。見た目が似ていても、買主が負担する工事は同じとは限りません。
住宅地の目安は坪30〜40万円。近年の成約でも30万円台が見られ、南道路で形が整った小区画には40万円台の記録もあります。価格差を、道路・形・工事費の違いと一緒に見ていきます。
住宅を建てやすい土地は30万円台を中心に、道路・形・設備などの条件を比べます。南側道路の整った小区画には40万円台の成約もあります。
告知事項などの個別事情や、狭い接道・大きな敷地は分けて検討します。緩やかに上昇
町内1丁目の住宅地1地点は、2025年約33.7万円、2026年約34.7万円/坪。各年1月1日時点の評価です。
町全体の成約平均や現在の売れ行きとは別です。費用も比べる
配管の引込、道路・通路の権利、セットバック。土地代だけでなく、家を建てるまでに残る費用が判断材料です。
町別の販売期間・成約率は今回集計していません。01 / PRICE & CONDITIONS同じ「更地」でも、
家を建てる前の工事は同じ?
30〜40万円という見立ては、近年の住宅向け成約とおおむね整合しています。以下は売出価格ではなく成約の概数です。特別な事情がある低い価格と、普通の住宅地を混ぜて目安を下げることもしません。
約33万円/坪
6m公道に面する更地・水道引込あり
40坪台で、敷地はやや台形。図面には水道引込あり、確定測量後引渡しの記載がありました。
約36万円/坪
北側6m道路・間口の広い更地
40坪台の土地。図面には、上下水道の引込みがなく、工事費等が別にかかる旨の記載がありました。
約42万円/坪
南側6m公道・形の整った小区画
50坪弱の更地。南側に間口があり、住宅用地として区画の整った土地でした。
約25〜38万円/坪
完成宅地の分譲・共用道路のある区画も
完成宅地渡しの分譲記録には、共用道路や共有地の利用について合意書がある区画も含まれていました。
成約は概数で紹介しています。番地、正確な面積・成約日・代金の組合せ、販売図面は掲載していません。資料に記載された募集条件と最終契約の条件が同じとは限らないため、引渡しや費用の負担は契約ごとの確認が必要です。
02 / CONDITIONS水道の管は、
敷地の中まで来ていますか。
前面の道路に水道や下水道があっても、敷地内への引込管がないことがあります。町屋町の図面でも、引込ありの区画と、追加の工事費が必要な区画の両方を確認できました。
「上下水道」とだけ書かれた設備欄を見て安心せず、既設管を使えるか、接続先はどこか、浄化槽や排水設備をどうするかまで確かめたいところです。
水道引込ありの土地
既設管の位置・口径・状態と、予定する家で使えるか。
「あり」でも内容を確かめる引込みや道路の条件が残る土地
配管工事、排水先、セットバック、通路の権利を調べる。
追加費用と使える面積を見る古い集落の道路に接する土地や、奥に入る分譲区画もあります。共用道路がある場合は、通行や掘削の扱い、管理の負担まで確認します。登記面積にセットバック部分が含まれる例もあり、すべてを建物の敷地に使えるとは限りません。
03 / PRICE TREND公示は上昇。
更地なら何でも同じには売れない。
標準地「春日井−3」。1丁目の南側6m市道に面する住宅地です。町内全体の売買単価ではありません。
公示地点の評価は緩やかに上がっています。一方で、実際の成約には整った区画、通路や設備の条件がある区画、大きな土地などが混在します。公示の上昇分をそのまま自分の売出価格に足す計算はしません。
町屋町では、2024〜2025年に完成宅地渡しの分譲区画の成約も確認できました。区画ごとの価格差を町全体の値動きに置き換えず、家を建てる条件が近い土地同士で比べます。買主が土地代と工事費を合わせて検討できる説明が大切です。
04 / YOUR LAND売却前に、工事の負担を
買主へ説明できる状態に。
売る方は、測量図、配管の資料、共用部分の合意書など、残っている資料をお知らせください。すぐ工事をするという話ではなく、どこまでを売主が整え、どこからを買主が負担するかを比べます。
買う方は、土地代が安く見える場合ほど、工事や権利の条件を一緒に確認してください。逆に、工事や測量が整った土地なら、その内容も含めて価格を評価できます。
配管と道路の条件まで、
価格の根拠を整理します。
土地の場所・広さ・現在の状態をお知らせください。近い成約の条件を比べ、工事や測量の負担と手取りを考えながら進めます。 売却を決める前でもご相談いただけます。
確認した資料・価格の読み方
レインズ:2026年11月2日、愛知県・春日井市・町屋町、売土地・成約・全期間で22掲載を確認。2017年以降の19掲載の詳細、うち4掲載の募集図面を確認しました。最新の成約は2025年11月です。国交省:2016年第1四半期〜2026年第2四半期を対象に取得した土地取引データから町名一致の23記録を確認。最新記録は2025年第4四半期です。確認日と取引時期は異なり、資料が町内すべての売買を示すわけではありません。
告知事項ありの記録や、条件の詳細が不足した低額記録は、普通の整形住宅地の代表例にしていません。建築条件付きの記録、同じ分譲内の複数区画、工業地等も分けて確認しました。 レインズと公表取引には同じ売買が含まれる可能性があり、同じ分譲の区画や再取引もあるため、独立した取引件数として足していません。
価格の目安は当社の見立てで、成約平均、希望価格、公的な価格査定、売却保証ではありません。町内のすべての用途・条件に同じ単価を適用するものではなく、個別の土地で調査が必要です。公示は各年1月1日の評価で、1坪=400/121㎡で換算。現在の売出件数や価格帯は掲載していません。

