相談事例

相談23|自宅を売って、マンションに住み替える?(春日井市・70代女性)

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住み替えを考える70代女性のイメージイラスト
相談者のイメージイラストです。

子どもたちは独立し、ご主人も亡くなって、今は一人暮らし。自分一人には、家が広すぎるようになった。二階にはあまり上がらないし、庭の手入れもだんだん大変になってきた。元気なうちに家を売って、もう少し小さな住まいへ移りたい。

春日井市の70代の女性からのご相談です。中古マンションを買うか、賃貸に移るか。ご本人は、住み替えを考えておられました。

ご自宅は古い建物でしたが、土地としての需要が見込める、立地のよい物件です。売却の見通しはありました。そこで、その先の住まいとお金の話をしていきました。

二階と庭の手入れを、少し減らしたい

家族で暮らしていた頃には必要だった部屋も、一人になると使わなくなる。それでも、掃除する場所は残ります。庭も、使う使わないに関係なく、草が伸びる。

今回の方も、使わない二階や庭の管理が負担になっていました。これからの暮らしを、もう少し身軽にしたいというお話です。

マンションなら庭の草を刈らなくて済む。階段を上がらず、同じ階で暮らせる部屋もある。住み替えを考える理由は、具体的でした。

そういう話を聞くときは、今の家のどこが大変なのかを確かめます。広さなのか、階段なのか、庭なのか。買い物へ行くことなのか。

例えば、庭だけが負担なら、その手入れを頼んで今の家に住み続ける方法もあります。一階で生活が済むなら、使う範囲を減らせることもある。これは住み替えをやめるための話ではなく、何を変えれば暮らしが楽になるかを考える材料です。

家が売れても、次の住まいにお金がかかる

この相談では、ご自宅を売った場合、手取りでおよそ3,000万円が見込めました。相談当時の試算です。

まとまったお金になります。ただ、その全部が、これから自由に使えるお金として残るわけではありません。マンションを買うなら、そこから購入代金や諸費用が出ていきます。室内の手直しや、引っ越しにもお金がかかる。

ご本人は、安い中古マンションも考えておられました。当時、1,000万円以下の価格帯では、築50年近い物件など、建物の古さを確認したいものが中心でした。

価格を抑えれば、その分、手元のお金は残せます。でも、これから長く住む場所です。部屋の中だけでなく、エレベーターや建物全体の管理、修繕の予定も見ておきたい。

反対に、駅に近い築浅のマンションとなると、3,000万円の予算でも選びにくい状況でした。住まいにお金をかけすぎると、売った後の余裕が少なくなる。

買えるかどうかだけなら、答えは出しやすいんです。買った後に、どのくらいのお金を残せるか。そこまで考えると、同じ物件でも見方が変わります。

マンションでも、毎月の支払いは残る

戸建ての庭や二階の管理が減っても、マンションには別の負担があります。

購入するなら管理費と修繕積立金。駐車場が必要なら、その料金もあります。購入代金を払って終わりではなく、住んでいる間の支払いが続きます。

賃貸なら、まとまった購入代金を払わずに済む一方、毎月の家賃が必要です。希望する部屋に入居できるかも、具体的に確認しておきます。今回も、年齢を踏まえて入居できる物件を探す必要がありました。

今の家を持ち続ける費用と、移った後の毎月の支払い。年金などの収入に対して、無理なく続けられるか。

庭の手入れは減ったけれど、毎月の支払いが気になって暮らすことになっては、思っていた身軽さとは違います。手間がどのくらい減り、お金がどのくらいかかるのか、両方を並べてみます。

それに、新しい住まいでは、買い物や通院の道も変わります。間取りや値段だけでなく、普段の生活をそこで続けられそうか。できれば家を売る前に、候補の住まいと、その周りを確かめておきたいところです。

子どもにも、住み替えの話をしておく

もう一つ、まだ話ができていないことがありました。お子さんとの相談です。

ご本人は、自分の家だから自分で決められるし、子どもも意思を尊重してくれる、と考えておられました。

住み替える本人の希望が、話の出発点です。そのうえで、お子さんにも、今の家のどこが大変で、どんな暮らしに変えたいのかを伝えておくと、その後の話がしやすくなります。

例えば、引っ越しや荷物の片付けを手伝ってもらえるか。新しい住まいへ、これまでと同じように訪ねて来られるか。いずれ通院などの助けが必要になったとき、どの場所なら動きやすいか。

家の値段だけでは決まらないことも、あります。

この相談では、査定や住み替え先、進め方の話をしたうえで、すぐに売却を始めることにはせず、いったんご家族で検討していただくことになりました。

売る日はまだでも、住み替え先は探せる

今回は、今すぐ売る事情がなく、物件にも需要が見込めたため、先に住み替え後の暮らしを考える時間が取れました。ただ、今後も同じ値段で、同じように売れると約束できるわけではありません。

また、元気なうちに動きたいという、最初の希望も残っています。家を片付け、物件を見て、引っ越すには、それなりに体力がいります。

売らずに様子を見ることと、何も考えずに先送りすることは違います。

売却を始める前でも、マンションの候補を見ることはできます。購入した場合と借りた場合の毎月の費用を出して、家族に話すこともできる。その間、今の家の庭だけ頼むといった方法も考えられます。

次の住まいが具体的になれば、今の家に残る方がよいのか、移った方がよいのかも、比べやすくなるでしょう。

使わない二階と、手入れが大変になった庭。その負担を減らして、これからも一人で暮らしていきたい。

家をいくらで売るかという話の先に、引っ越した後の毎日があります。今回はそこを、もう少しご家族と考えてから動くことになりました。

※実際の相談をもとに、一般的な検討事項を交えて再編集しています。価格や予算に関する記述は相談当時のもので、現在の相場や成約を保証するものではありません。

春日井シティ不動産株式会社
代表 山本直嗣

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山本直嗣
山本直嗣
春日井シティ不動産 代表
春日井市を拠点に、駐車場・空き家・空き地の管理や、不動産の売却・活用をお手伝いしています。 大切なご実家や土地のこと、「どうしたらいいか、まだ決まっていない」という段階でも大丈夫です。地元の不動産屋として、お話を伺いながら、一緒にこれからのことを考えます。 このブログでは、管理のポイントや、気になるお悩みをわかりやすくお伝えしていきます。春日井市・小牧市・瀬戸市・名古屋市守山区・北区のご相談を承っています。
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