相談事例

相談13|住宅ローンが残っていても、家は売れる?(春日井市・30代男性)

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30代男性の相談者イメージイラスト
相談者のイメージイラストです。

実家の親御さんと、一緒に暮らす話が出てきた。そうなると、今の家はどうしよう。

春日井市の30代の男性から、自宅の売却についてご相談をいただきました。住宅ローンは、まだ返済の途中です。

親と同居するなら、今の家をどうするか

同居の話は、まだ検討段階でした。引っ越す日が決まっているわけではありません。ただ、実家へ移ることになれば、今住んでいる家が空いてしまう。売ることも考えておきたいところです。

そこで気になったのが、住宅ローンでした。まだ結構残っている。この状態で、家を売ってよいのだろうか。

家を買うときには、何年で返すか、毎月いくら払うかを考えます。途中で手放すことになったらどうなるかまでは、なかなか考えません。暮らし方が変わりそうになって、初めて出てくる疑問です。

家を売ったお金で、ローンを返し切れるか

ローンが残っていること自体は、売却の妨げにはなりません。売った代金で残りのローンを返し、銀行の抵当権を外して、買主に引き渡す。そういう売り方は、普通にあります。

今回も、まず自宅を査定して、売れそうな金額とローンの残高を比べました。

すると、売却の見込み額より、ローンの残りの方が多い。家を売っても、ローンを返し切れない状態でした。いわゆる「オーバーローン」です。

売却には仲介手数料などの費用もかかります。売値がそのまま返済に使えるわけではないので、実際には、売却代金から費用を引いた金額でいくら返せるかを見ます。

この場合、通常の売却を進めるには、不足する分を預貯金などで補えるかが問題になります。買主が見つかれば済む話ではなく、引き渡しまでにローンを返し切るお金を用意できるか、という話なんですね。

お金を足してまで、今売る必要はあるか

ご相談者は、ローンの返済に困っているわけではありませんでした。今すぐ家を手放さなければならない事情もなく、親御さんとの同居も、これから考えるところです。

同居するために、家を売る。そのために、手元のお金を足す。

それだけの負担をかけて、今すぐ引っ越す必要があるか。査定をしてみると、同居の話と一緒に考えることが、もう一つ増えました。

もちろん、引っ越す必要があり、不足分も用意できるなら、売却を進める考え方もあります。ローンの方が多いから、必ず売らない方がよいということではありません。

今回は、まだ暮らせる家があり、返済も続けられている。売った場合の負担が分かったところで、いったん今のまま住み続けることになりました。

今は住み続け、同居の話が進んだら考え直す

返済を続ければ、ローンの残高は少しずつ減っていきます。ただ、家の売値もずっと同じとは限りません。待っていれば必ず持ち出しがなくなる、とまでは言えないところです。

同居の話が具体的になった時に、その時点の残高と売却の見込み額を、もう一度比べることになります。

家を貸すことも、将来の検討には残りました。ただ、住宅ローンを返済中の家は、そのまま自由に貸せるとは限りません。実際に進めるなら、借入先への確認と、家賃収入から返済や維持費を払って続けられるかの確認が必要です。今回は、賃貸に出したわけではありません。

最初のご相談は、ローンが残っている家を売れるか、でした。調べてみると、売るには自分のお金を足す必要がある。それが分かって、今はこの家で暮らすことになりました。

家を売る話は、親と同居する話の一部だったんですね。同居がまだ決まっていない段階で、家だけを先に手放す必要はありませんでした。

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山本直嗣
山本直嗣
春日井シティ不動産 代表
春日井市を拠点に、駐車場・空き家・空き地の管理や、不動産の売却・活用をお手伝いしています。 大切なご実家や土地のこと、「どうしたらいいか、まだ決まっていない」という段階でも大丈夫です。地元の不動産屋として、お話を伺いながら、一緒にこれからのことを考えます。 このブログでは、管理のポイントや、気になるお悩みをわかりやすくお伝えしていきます。春日井市・小牧市・瀬戸市・名古屋市守山区・北区のご相談を承っています。
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