土地や建物を売る場合の価格設定のコツ

もし自分の不動産を売る場合、いくらで売り出すか

売主として少しでも高く売りたいと思うのは当然ですが

お客様が不動産を売る場合、不動産屋としては、価格のアドバイスや売却方法の提案をいたします。

その提案に対してYESかNOか判断をするのは売主様です。

多くの場合、売主様が売りたい価格と業者の査定価格の乖離が大なり小なりあるわけですが、そのギャップが大きすぎるときにどうするか。

相場より少しぐらい高くたって何の問題もないのですが、明らかにその希望する価格では買手がつかないというケースもチラホラあります。

急がないからとか、金に困ってないからとか、でも売りには出すのね、みたいな。

別にいくらで売り出したっていいんです。どれだけ高かろうが売出価格は売主が決めるものですから。高い価格で売れる可能性が絶対ないとは言えないです。

でも、現実的には、周りに似たような条件の土地が複数売りに出てる、そしてそれらの土地の売れ行きがよくない場合、自分の土地だけ相場以上の価格で売ろうとするのは、やはりムリがあるというオチになっちゃうことが多いでしょう。

土地の広さは坪単価に影響を与えやすい

あと、土地の広さは価格にかなり大きな影響をあたえます。坪単価が高くしやすい広さがあるんです。

例えばうちのエリアだと、住宅用地で一番買い手が多いのは、40~50坪くらいです。坪40万円で総額1600~2000万円くらいになります。この価格帯で土地を探している人が多いのです。

マイホームを建てたい買い手にとって、大事なのは坪単価よりも土地の購入予算です。買い手は坪単価いくらで探してない。逆に言えば、坪単価が高くても、予算に収まれば購入を検討します。

40坪の土地と60坪の土地売りやすいのはどっち?

40坪の土地を坪50万で買っても2000万。60坪の土地なら坪38万だったとしても2280万。

買い手にとっては坪単価どうこうより総額予算だ大事です。2000万以内の予算で探してる人はたくさんいます。(もちろん2000万以上で探してる人もたくさんいますが、総額が大きくなれば買える人は相対的に少なくなります)

売主側の話で言うと、40坪の売主と60坪の売主の価格設定の考え方は同じじゃないということです。(もちろん60坪でも、立地や地形によっては買い手が殺到する土地もあります)

売主としては、買い手の動向をみて相場の中での最上位の価格を狙っていけばいいと思います。

そのためには、買い手の需要や動向を知らないといけないので、不動産屋のアドバイスがいい加減だと、誰に向けて売ってるかもわからないまま、ただ高いだけの価格を適当につけちゃってたりします。それはすんなり売れるわけありません。

高く出してもOK。でも戦略的に価格を決めましょう。

すべては需要と供給のバランスです。これが原理原則。

自分の不動産に対しては、期待もあるので、相場以上の評価をしてしまいがちです。これ、一般の人だけじゃなく、不動産屋でもそうです。不動産屋は転売がほとんどで、事業として仕入れ価格との兼ね合いもありますけどね。

近隣の土地引き相場が坪40万円ということであれば、やはりその価格が基準にはなります。広さや地形や日当りや道路づきなどの相対評価で、極端な条件がなければなんだかんだプラスマイナス坪5万円くらいの幅は見といてほしいです。

地域の不動産屋であれば、この土地なら○○万なら買い手を探す自信がありますって言えますよ。高いか安いかは別として。その上で、もっと上の価格で売れるように頑張ります。という話です。

もちろん高く売りだしてもいいのです。でも買い手が見つからなければ、その価格はただの幻。不動産屋が言う、高く売れる「かもしれません」「がんばります」なんて言葉は意味ないです。

「この価格で買います」という買い手を探してくるのが不動産屋の仕事です。

それに対してのYESかNOは売主様が判断すればいいことですから、高く売るためには、土地それぞれの個性や特徴に合わせて、買い手を想像して、戦略的に価格を決めましょう。

そのためには、不動産屋選びがやっぱり重要。不動産屋の価格のアドバイスの責任は重いのです。

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